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大田記念病院・院長あいさつ

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院長あいさつ

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脳神経センター大田記念病院は、1976年の開院以来、脳血管疾患の急性期医療を中心とした脳心血管病、脳神経疾患、脊椎脊髄疾患、神経難病などに取り組んでまいりました。脳卒中は2018年も約1,300人という全国で2番目に多い入院診療を行っており、引き続き脳血管疾患の専門医療とともに危険因子が共通する心血管疾患の医療などを推進してまります。

近年は、国が推し進める地域包括ケアシステムにおける福山市南部のコア・ホスピタルを目指し、地域に必要とされる外科や整形外科など多様な診療科目の充実を図るとともに、地域のかかりつけ医を目指して明神館クリニックに加えて2018年3月に沖野上クリニック(https://okinogami-cl.jp/)を開設し、また訪問看護や通所リハビリ、外来リハビリなど、在宅療養を支える取り組みも行っております。

地域包括ケアシステムのことを「ときどき入院、ほぼ在宅」と言い表した新聞記事がありました。平常時は住みなれた家で過ごし、万が一、体調が優れないときは入院する、という考え方ですが、まさに当院と祥和会グループは、急性期を端緒として、回復期、生活期、そして、人生の最期をお迎えになるまでを結ぶ「ケアサイクル」の構築を目指しています。

また、安心した在宅療養を続けていただくためには、万が一の急変に対応する「24時間365日」の救急医療が必要です。当院は年間約3,200台(2018年)の救急車を受け入れております。

2019年度の重点領域

脳神経センター大田記念病院では、以下の事項を2019年度の重点課題として、取り組んでまいります。

地域の医療機関・介護施設等との連携に努める。

地域の診療所や各病院、介護施設との連携を大切にし、入院前、入院中、退院後の患者さんの暮らしや療養が途切れることなく、スムーズに進むように努めてまいります。

多様なベッド(病床)を生かし、在宅復帰をサポートする。

大田記念病院は、2015年に「地域包括ケア病棟」を、2018年には「回復期リハビリテーション病棟」を開設しました。いずれも急性期の病床と異なり、もともと入院期間が長く設定された病床ですが、いずれも在宅復帰を目的とした病床であり、患者さんが自宅や自宅に類する施設へ戻るとき、つまり生活期へ移行するためのサポートが重要となります。

当院では、通所リハビリを提供しており、またグループの「虹の会訪問看護ステーション」が、訪問看護・訪問リハビリを行っており、安心して在宅復帰できる体制を整えてまいります(https://otahp.jp/region/home_support/)。

また、グループ法人「社会福祉法人祥和会」が運営する地域密着型特別養護老人ホーム・ショートステイ・デイサービス「五本松の家」とも連携してまいります(https://5pines.jp/)。

質の高い回復期リハビリテーション病棟を目指す。

2018年4月に開設した回復期リハビリテーション病棟は、5月から「回リハ病棟入院基本料6」の届け出をしました。そして、11月からは「回リハ病棟入院基本料1」、2019年2月から「体制強化加算1」の届け出をし、より早期の在宅復帰やより良好な機能回復を目指しています。医師、看護師、介護士、療法士などが一体となり、診療の質の向上・維持に努めております。

医療安全と感染管理に地道に取り組む

私は、病院の管理者として、最も大切なことは、医療安全と感染管理であると考えております。専門の部門に専門の担当者を配置し、院内の状況把握に努めるともに、職員教育を継続的に、繰り返し、繰り返し行ってまいります。

職員を対象とした教育の充実

病院の現場では、新たな知識と技術を取り入れるとともに、法律を根拠とする医療・介護制度についても最新の動きを確認し、患者さんが安心して受診いただけるようにする必要があります。個々の職員に教育・訓練のプログラムを数多く提供するよう、院内の体制整備に努めます。

また、近年、当院ではさまざまな資格を持つ職員が増えております。有資格者が講師を勤め、職場のレベルを引き上げていける仕組みづくりも進めております。

「働き方改革」への対応

国が進める「働き方改革」に対応せねばなりません。医師以外は本年4月から制度が変わりました。地域の皆さまに安定した医療サービスをお届けできるよう、「多様な採用方法と雇用形態の導入」「多様な勤務形態、勤務シフトの導入」「海外人材の登用」等を進めてまいります。

当院の地域における役割をしっかりと認識し、患者さんとご家族はもとより、近隣の医療機関の先生方と緊密な連携をとり、かつ、行政、消防や地元企業、町内会をはじめとする自治組織など、病院とご縁のある皆さまとコミュニケーションをとりながら、より良い病院運営を目指してまいります。福山の皆さま、備後の皆さま、何卒よろしくお願い申し上げます。

【2019年5月】

経歴・プロフィール

1978年
鹿児島大医学部卒、同部第三内科入局
1984年
東京都立神経病院神経内科
1985年
米国イェール大学医学部神経内科
1987年
広島大学医学部内科学第三助手
1995年
同部附属病院第三内科講師
2005年
同大大学院医歯薬学総合研究科・脳神経内科学助教授
2007年
同准教授(役職名変更)
2009年
広島市立広島市民病院神経内科主任部長
2012年
同病院副院長、広島市立看護専門学校長併任
2013年
広島市総合リハビリテーションセンター リハビリテーション病院病院長
2014年
地方独立行政法人 広島市立病院機構
広島市立リハビリテーション病院病院長(病院名変更)
2018年
脳神経センター大田記念病院院長就任

主な診療分野

■ 免疫性神経疾患

■ 脳血管疾患

■ 神経難病

■ 神経内科全般

専門医・資格

■ 医学博士

■ 日本神経学会認定神経内科専門医・指導医

■ 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

■ 日本内科学会認定内科医

■ 日本医師会認定産業医

■ 身体障害者福祉法指定医