研修期間と募集時期
研修期間:原則1年(12ヶ月)とし、10月開始、翌年の9月修了とします。
*共通科目を履修後、区分別科目を受講開始します。
募集時期:年1回
共通科目及び特定行為区分別科目の時間数、研修方法、評価方法
研修は、共通して学ぶ「共通科目」と特定行為区分ごとに学ぶ「区分別科目」に分かれており、研修は講義、演習、または実習によって行われます。
共通科目の講義はeラーニングでの受講となります。演習・実習については当院で実施します。
eラーニングによる受講には、インターネット環境のあるパソコン、タブレット、スマートフォン等が必要です。
当研修センターのパソコンもセンター内で使用可能です。
【共通科目 250時間】
科目 | 履修時間 | 研修方法 | 評価方法 |
臨床病理生理学 | 30時間 | 講義、演習 | 筆記試験 |
臨床推論 | 45時間 | 講義、演習、実習(医療面接) | 筆記試験、各種実習の観察評価 |
フィジカルアセスメント | 45時間 | 講義、演習、実習(身体診察手技) | 筆記試験、各種実習の観察評価 |
臨床薬理学 | 45時間 | 講義、演習 | 筆記試験 |
疾病・臨床病態概論 | 40時間 | 講義、演習 | 筆記試験 |
医療安全学/特定行為実践 | 45時間 | 講義、演習、実習 | 筆記試験、各種実習の観察評価 |
【区分別科目】
科目 | 特定行為 | 研修方法 | 評価方法 |
動脈血液ガス分析関連 | 直接動脈穿刺法による採血 | 講義、実習(各5) | 筆記試験、実技試験 各種実習の観察評価 |
橈骨動脈ラインの確保 | |||
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 講義、演習、実習(各5) | 筆記試験、各種実習の観察評価 |
脱水症状に対する輸液による補正 |
研修スケジュール
共通科目を修了後、定められた特定行為区分別科目を履修します。
区分別科目毎に筆記試験、実習期間が異なります。
◆ 特定行為研修スケジュール
科目別・半年コース(共通科目6ヵ月+区分別科目6ヵ月)。
10月に開講し、翌年9月に修講となる。
【開講後のスケジュール】
日程 | 内容 |
令和6年10月2日 | 入校式・オリエンテーション |
令和6年10月2日 | 共通科目受講開始 |
令和7年3月20日 | 共通科目修了判定 |
令和7年4月3日 | 区分別科目受講開始 |
令和7年9月30日 | 区分別科目修了判定・終業式 |
研修の場所
研修内容 | 場所 |
eラーニング・演習 | 社会医療法人祥和会 沖野上クリニック5階 |
実習 | 社会医療法人祥和会 脳神経センター大田記念病院 |
研修の実効性確保のための対応について
特定行為研修は「就労しながら学べる」ことをコンセプトとしています。共通科目に関しては、eラーニングを導入しており、自分の勤務、あるいは学習スタイルに合わせ、計画を立て進めていくことができるようになっています。
共通科目の演習・実習に関しては、平日昼間(受講生の休日・休暇利用)のみですが、期間を6ヵ月としています。区分別科目に関しては、期間を6ヵ月としており、区分別科目の演習・実習に関しては、平日昼間(受講生の休日・休暇利用)に集中して受講してもらうようにしており、これらの工夫により、12ヵ月の期間すべて休職する必要はなく、就労しながら受講が可能です。
特定行為研修センターは、社会医療法人祥和会の沖野上クリニックの5階にあります。特定行為研修センターでは、各研修生の学習状況を把握しフォローしますので、学習で困っていることなどは都度ご相談ください。センターでは、eラーニングの聴講にも利用できます。利用時間は平日(月曜から金曜日)の9時から17時まで(予約制)です。その際はご自分のパソコンやタブレットをご持参する、又はセンターのパソコンを利用してください。何か不都合がある場合はご相談ください。
修了要件
本研修を修了するためには、次の以下の要件を満たし、当院の特定行為研修管理委員会において修了が認定された場合、科目別履修証明書及び区分別修了認定書を交付します。
(1)共通科目を全て履修し、筆記試験並びに観察評価に合格すること。
(2)(1)修了後、選択した区分別科目を履修し、筆記試験及び観察評価、一部の科目では実技試験に合格すること。なお、特定行為研修修了後は、当院において研修管理委員会の議を経て研修センター長から研修修了証を交付します。
*本研修修了者には、保健師、助産師、看護師法第37条の2第2項第1号に規定する特定行為、及び同項第4号に規定する特定行為研修に関する省令に基づき、修了した特定行為区分の修了証を交付し、研修終了者の名簿を厚生労働省に提出します。