包括的脳卒中センターを目指して
2018年12月に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法(脳卒中・循環器病対策基本法)」が制定され、全国で脳卒中診療の体制整備が進むことが期待されています。 2019 年 9 月時点では、全国で974 施設の一次脳卒中センターが認定され、今後血栓回収脳卒中センターの認定が進む予定です。
大田記念病院は1976年の開院以来、地域の脳卒中診療の中核的役割を担ってきました。 経静脈的血栓溶解療法や血栓回収療法など、急性期血行再建も24時間365日受け入れています。また、脳卒中ケアユニット(SCU)を24床有し、脳神経外科・脳神経内科・リハビリテーション科などの各診療科や、看護師・リハビリ療法士・管理栄養士・薬剤師などを含めた多職種でのチーム医療を実施しております。
このたび、当院は、「一次脳卒中センター」に認定されました。今後は、血栓回収脳卒中センター、ひいては包括的脳卒中センターとしての役割を担って行く予定であ り、改めて「脳卒中センター」を開設いたしました。今後も「脳卒中センター」としての自覚をもち備後地域の脳卒中診療を支え、地域社会に貢献してまいります。