OTA MEMORIAL HOSPITAL RECRUIT

社会医療法人 脳神経センター大田記念病院

WORKS 先輩の仕事

しっかりと患者さんに向き合い、退院後まで見据えたケアをみんなの力で。

2010年入職。画像を撮る前に、麻痺の症状から脳出血か脳梗塞か、栄養血管のどこが詰まっているかを予測できる力がつくことも脳卒中看護のやりがいの一つだと語る。

回復期リハビリテーション病棟

チーフ川原 学

(広島文化学園大学)

そのゴールに向けて実践していく看護

ゴールを考え、そのゴールに向けて実践していく看護。

脳卒中で入院された患者さんの場合、嚥下障害が出ると肺炎のリスクが高まり、麻痺が出ると起居動作や歩行・移乗動作が難しくなります。SCUでは患者さんの状態が悪くなった時に、ドクターの指示を待つだけではなく、看護師側も何が必要か、何をしなければならないかを自ら考えて看護を実践していくことが大切です。また、急性期を脱してからもリハビリ継続の必要性や退院後の生活を視野に入れ、残存機能を最大限に活かす関わりがSCUではとても大切だと感じています。現在2018年度に新設された回復期リハビリテーション病棟で日々新しい経験を積んでいます。食事形態見直しを検討する際にはVF(嚥下造影)検査を行うことが多々あります。VF検査後に医師やST(言語聴覚士)、看護師とでミニカンファレンスを行い、食事形態の向上が可能か、どのようなポジショニングや食事介助を行えば、安全に摂取出来るかを検討し、一つ一つ決定していきます。病棟生活での移動や移乗動作も同様にセラピストや医師に相談しながら、多職種で決定していきます。患者さんの認知機能や身体能力の状況を多職種で情報共有・評価し、病棟生活での安静度を一緒に考えていきます。これらの取り組み一つ一つが患者さん、ご家族が思い描くゴールへ近づくための大切な過程となります。目標とするゴール設定は患者さん本人とご家族の意向を確認し、できるだけご希望に添えるよう方向性を決めていきます。そのゴールに向かって患者さんの状態に合ったケアやリハビリを考え、実践できるところに脳卒中看護の面白さを感じています。

チーフとしてチームのレベルアップに貢献したい

チーフとしてチームのレベルアップに貢献したい。

早期から退院後を見据えた看護を実践する上で、固定チームナーシングに変わったことが看護師みんなにとって、とてもいい結果を生んでいます。責任感が強まり、患者さんのためにできることを考える機会が格段に増えました。患者さんの体の状態だけでなく性格や考え方まで把握できるようになり、また患者さんやご家族からも安心して今後のご希望を伝えていただけるようになったことで、退院に向けての方向性やゴールが決めやすくなったと思います。さらに今後は、リハビリとの連携や在宅に必要な介護保険・介護サービスなどの情報提供に力を入れていきたいですね。そのためにも、チーフとしての自分がしっかりとチームの意識付けを行うことが大事。より情報を共有できる環境をつくり、自然と協力し合えるようにみんなでレベルアップしていくことを目標にしています。

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